夢で、また逢えたら

オペラ、バレエが大好き。2009年に人生で初めてジャニーズの嵐と出会い、V6三宅健が気になりだし、2016年春に華麗なダンスとアクロバットで魅せるSnow Manに完全陥落。Je t'aime et je t'aimerai pour toujours.

「"観る"バレエと"する"バレエ」(2013年6月28日 金曜日)

これまでに2度、オペラの話を書いてみましたが、僅か9年のオペラ鑑賞歴に比して、

実はバレエ鑑賞歴の方がずっと長く、観るのも、実際に踊るのも大好きです。

 

さて、そんなオペラ・バレエ好きの私、先週末に『ジゼル』というバレエを鑑賞しに行ってまいりました。

 

どのようなあらすじかと申しますと、

 

病弱なジゼルという村娘が、身分を隠した隣国領主の息子アルブレヒトに見初められ、恋に落ちます。

でも、なんと!実はこのアルブレヒト、ジゼルの村の領主のお嬢様の婚約者だったのです。

真実を知ったジゼルは傷心のあまり錯乱し、ついには死に至ってしまいます。

結婚を目前に亡くなった乙女たちは、ウィリという、森の精霊になるのですが、ジゼルもその仲間に迎え入れられます。

ちなみに、森の精霊ウィリといってもかわいいものではなく、通りかかる男達を踊り狂わせて、死に至らしめるという恐ろしい存在なのです。

 

そんなある日、ジゼルを失った傷心のアルブレヒトが、ジゼルの墓を訪れます。

ジゼルは、彼の命を奪おうとする他のウィリたちから、彼を庇い、守るために必死に立ち向かうのでした。

やがて夜明けの鐘が鳴り、ウィリ達はいなくなり、ジゼルもアルブレヒトに最後の別れを告げるかのように、静かに消えていきます。

そして舞台の上には、自分のしたことを悔いるアルブレヒトだけが、ジゼルのお墓の前に残される、、、、

 

と、ざっくりこんな感じです。

 

その日はカーテンコールが終わって場内の照明がついても、殆どの観客が席から離れず、

拍手とブラボーがぱらぱら続き、再び大きくなり、終いにはまたカーテンが開くほど、素晴らしい舞台でした。

 

自宅に戻ってからも感動がおさまらず、なかなか現実に戻れません。

音楽をかけて聴いているうちに身体がうずうずしてきたので、家でなんちゃってレッスンを始め、ジゼルになりきってみました。

 

なりきって、ふと鏡の中の自分を見ると、そこにはジゼルとはかけ離れたへなちょこな踊りっぷりの私の姿。

重力を感じさせなかった舞台上のジゼルとは違い、地球上の重力を思いっきり受けて踊っている私。

 

、、、、、お陰様で、あっという間に現実に戻ることが出来ました。

 

「観る」バレエと「する」バレエの差に毎回落込みつつ、それでもまた元気に、鑑賞に足を運ぶ私です。

 

本日も宜しくお願い致します。