「日曜日」(2013年9月6日 金曜日)
おはようございます。
前回、「テンションの上がる曲」の中で、オペラ「ドン・カルロ」の有名な二重唱をご紹介させて頂きました。
さて、この「ドン・カルロ」はヴェルディの最高傑作とも言われている作品で、全編を通して、音楽がどれも素晴らしく、
「椿姫(ラ・トラヴィアータ)」や「アイーダ」ほど上演回数は多くないものの、
大当たりのキャスト陣で観たときの感動は凄まじく、高揚したり、ヨヨヨ、、、と泣いたり、やるせない思いに溜息したり、と大忙し。
しかし、そうでない場合は、記憶にすら残らないどころか、記憶から無理矢理抹消させてしまうほど、
出来、不出来が極端な、難しい作品でもあります。
それぞれに高度な歌唱も要求されますが、キャスト陣を揃えることも大変困難とされており、
私が記憶する限り、日本で上演される舞台は殆どが海外オペラハウスによる来日公演で、回数も少なく、
よって、チケットは目玉が飛び出るくらいの価格となります。
あらすじはやや重たいのですが、男性陣、特にバス、バリトンの低音部隊の歌唱の見せどころが多く、
そういったところが元気の出る音楽(曲によってですが)になりうる要因なのかもしれません。
もちろん、女性陣が歌うパートも大変難しく、聴きどころが沢山あります。
さて、何を書きたかったかといいますと、
その「ドン・カルロ」全幕が今週日曜日の深夜にテレビで放映されることになっております。
オーストリアのザルツブルグで毎夏に開催されるザルツブルグ音楽祭で、
今年上演された演目のひとつが「ドン・カルロ」だったのですが、
さすがのザルツブルグ音楽祭、なかなかのキャストを揃えてきています。
特に男性陣は、実力と人気を兼ね備えている上にハンサム、という陣容できているものですから
これは何としてでも観なければ!!と、今から既に鼻息が荒くなっております。
番組表を見て、キャストを知った瞬間から、私の小鼻は最大限に膨らみっぱなしです。
日曜日は、午後からオペラ「椿姫」の鑑賞に行く予定なのですが、
私の脳ミソのキャパシティーの都合上、同日鑑賞の2作品両方を記憶に留めることは難しいので、
どちらかに軍配が上がることになるのでしょう。
両作品とも、オペラ界の巨匠ヴェルディが生み出した、有名且つ大人気の作品。
生の舞台@新国立劇場の「椿姫」か、
中継録画だけれど、憧れの聖地ザルツブルグでの「ドン・カルロ」なのか、
現役ソプラノ歌手の中で私が最も敬愛してやまないマリエッラ・デヴィーアが出演する「椿姫」か、
超一流のキャストを揃え、ハンサム勢揃いの「ドン・カルロ」なのか、
、、、、、一人静かに臨戦態勢に入っております。結果は如何に!?