Snow Manと出会った2016年、Jr.を知った2016年。
2016年、私の中で最も衝撃的だった出来事は「Snow Manとの出会い」だ。
クラヲタバレエオタク兼なんちゃってオペラヘッドの私がジャニーズに興味を持ったのは大人になってからで、その歴は10年にも満たない。ジャニーズは私の生活の中心ではなく、嵐とV6を中心に自分なりにゆるゆると流されるがままにジャニゴトをしていた。まだわずか数年のジャニーズ歴だから知らないこと、足を踏み入れてないテリトリーは山ほどあり、だがしかし、山ほどあることにすら気付かない、そんな程度だった。
ジャニゴト。
2016年春まで私はジャニーズJr.にまったく興味がなかった。
興味がないというより、おばさんの私が足を踏み入れてはいけない若者たちの世界だと思い、意識的に遠ざけていた。
友人が今度ジャニーズJr.に行ってみませんか?と誘ってくれても
「大丈夫(興味ないから)」と答え、
今のJr.は本当にレベルが高いので◯◯さん(私)もきっと好きになると思いますよ、と言われても、
「大丈夫(本当に興味ないから)」
と答えていた。
2016年の春に大好きなV6の三宅健君が滝沢歌舞伎に出演することになり、初めて「滝沢歌舞伎」を観に行った。
(実はその時が初めてと思っていたけれど実は2010年から何度か滝沢革命、滝沢演舞場、滝沢歌舞伎を観ていた。お友達に招待されてお邪魔していたので記憶から抜けてしまっていた)
毎度お馴染みジャニーズチケット大激戦の中当選した、たった1日だけの公演に行く数週間前、V6担の友人と2人で我家でV6会をしながら来るべき滝沢歌舞伎について色々情報交換をしていた。
友人が、今回の「滝沢歌舞伎」では”さっくん”と呼ばれるジャニーズJr.の男の子が三宅健くんに絡み纏わり付いてウザがられているが、それが逆に評判となっているらしいと教えてくれた。
ジャニーズJr.に一切興味がない私は、「私の健くんがJr.に絡まれているだなんて100年早い!許しがたい!」と思ったが、「へー、そうなんだ」で話は終わってしまった。
それくらいどうでもいいことで、そもそもそんなことには興味がなかったのだ。
まーでもこれはつまり健くん特有のTHEツンデレ発動で。
今改めて振り返ると、今までJr.と接する機会が殆どなかったとは言え、好き嫌いがファンからみてもうっすら感じられるわかりやすい健くんがここまでJr.のことを気にして話題にすることなんて今までなかったから、健くんってやっぱり佐久間くんのことが好きだった、、、若しくは今までに出会ったことのない生物で興味津々だったんだろうなって思う。
話は戻り、そのV6会の最中、ちょうどいいタイミングで共通の知人から連絡があった。来週の滝沢歌舞伎のチケットが2枚あるので一緒に行かないか、とのこと。その時一緒にいた友人は行けないというので、1日だけの公演鑑賞では淋しいと思っていた私は「私が行きます!」と速攻でお返事をした。
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鑑賞日当日、そもそも私は健君しか目当てではないのだが、そう言えば6〜7年くらい前に会社の同僚からチケットを譲受けて「滝沢演舞場」に行ったなぁ、なんてことを思い出しながら「あれからどう変わったのかな?」なんて漠然と思いつつ、ほぼ何の予備知識・事前情報もなしに滝沢歌舞伎を観た。
始まった瞬間、2人の背が高い若い男性2人が登場した。
男の子じゃなくて男性だった。
そのうちの1人がジェシーだというのは何となくわかった。
ジャニーズJr.をほとんど知らず、予備知識もない私がたまたま知っていたのはジェシー、そして昨年「エリザベート」観劇で知った京本大我、この2人だけだった。
だけどその日最も気になったのはぱっと目を引くハンサムジェシーでも、従前より気になっていた可憐で才能豊かな大我でもなくて、ジェシーと一緒に登場してきた名前を知らない1人の男性。
すっとした顔立ち。
剣を操りながらひらりと軽く宙を舞う彼の所作の美しさ。
ひとつひとつの動きの鋭さ。
観賞しながらそれらがとても気になって気になってしょうがなかった。
滝沢歌舞伎の内容については既に沢山の方々がお書きになっているのと、その頃あまりにも知識がなさすぎたこと、そもそもちゃんと見れていないという理由から割愛させていただくが、とにかく全体的に想像していた以上にクオリティが高くてびっくり。目から鱗とはまさにこのことだった。
それでも興味ある方は「滝沢歌舞伎DVD」をお買い上げ頂きたく。決して損はさせません。佐久間くんの嫁の1人、矢澤にこちゃんの言葉を引用した口上も見られます。
幕間にチケットを譲ってくれた滝担の同行の友人に1人1人名前を教えてもらった。
ジャニーズJr.初見の私がものすごく気になっていた子のことを説明すると
岩本照くんだよ、と教えてくれた。
一発目で登場した背が高くてかっこいい日本顔のジャニーズっぽくない方の子は誰?
→岩本照
声に張りがあって”私は格好いい”って自分で言ってた子は誰?
→渡辺翔太
おまるは何ていう子?
→深澤辰也
「深澤辰哉」の間違い。これ以降漢字を間違えまくってるが2016年の新規の私を許してあげて欲しい!
2019.12.6追記
怖そうな顔のお侍さんは?
→宮舘涼太
気象予報士ってあの子なのね ←阿部亮平はジャニーズ初の気象予報士誕生!とニュースで流れていたため、名前だけ知っていた
頭の鯉のぼりが可愛いバカ殿は?
→佐久間大介(”可愛い”はこの時はまだ鯉のぼりに対しての形容詞)
なんと、私が気になった子全員!全員がSnow Manというグループに所属している子達ということだった。先日、V6担の友人が話していた「さっくん」という子もそのグループの中の1人でおバカな殿様役金之助を演じている子で、ちなみに役だけでなく本来の彼もちょっとだけおバカちゃんで面白いんだよ、と教えてもらった。
Snow Manとやらいうグループ、全員の顔と名前はまだ一致していないが、なんか気になる。だってパフォーマンスが群を抜いて美しいし、舞台の上で圧倒的な存在感を放っているんだもの。
これは本当にJr.なのか?JACじゃないのか?とパンフレットを見て、同行の友人に何度も確認した。
その日その時、特別に私の目を釘付けにしたのは岩本照だった。
彼の舞台上での立居振舞いはあまりにも凄みに溢れており、高身長のせいもあって舞台映えが半端ない。口上だってあれは私が思い込んでいたJr.のレベルではない。
その後にいろいろ知ることになるのだが、初見で彼のパフォーマンスの全てがJr.のレベルにもう収まりきっていないことがわかってしまった。
そして2週間後、自分が唯一当選した大切な1口で母と一緒に2度目の滝沢歌舞伎を観に行った。
やっぱり面白い、面白すぎる!
やっぱり素晴らしい、すごい!期待以上!
ジャニーズの舞台って想像より凄かった!
そういえばこの公演鑑賞の前の回、つまり初めての滝沢歌舞伎鑑賞で初めてSnow Manを認識した公演の日の席は花道脇の席だったのだけれど、その時はまだ各人の名前を幕間に確認しただけでうろ覚え。名前と顔は全く一致しておらず、誰か特定の人だけを目で追い続けられるようなレベルでもなかった。
知らないということはとても残念なことでもある。
数ヶ月後のDVD発売によって知ることになるのだが、
そして、ただげらげら見て笑って楽しんでいた、そこにいたおまるは深澤辰也、、、、、予習をしなかったポンコツの私は至近距離で見るすのーまんを誰1人として認識出来なかったのだった。あんなに近かったのに!そんなこと初めてだったのに!
合計して2回の滝沢歌舞伎観賞もあっという間に終わり、Snow Manをうっすら思い出しながら日々を過ごしていたら、ほどなくして「あの子たち少年倶楽部に出てるよ。」と友人が教えてくれた。
少年倶楽部なんて見るのはいつぶりだろう?でもとりあえず見てみた。
岩本照やっぱりすごいな。
一方で、V6担の友人とはその後お互い別々に滝沢歌舞伎観賞を楽しんでいたのだが、彼女から「佐久間大介が気になる。それどころか6人全員のことが気になりはじめてしまった」と聞いた。
私も岩本照が気になる。おまるも好き。なべしょ君という子もなんか可愛い。あべだてももっと見たい。では一緒にクリエに行きましょう!ということになったが、残念ながら既に申込みが終了していた。
申込終了どころか、このSnow Manというグループは、実はたった数枚の当日券に1,000人以上が並ぶ人気Jr.グループだということもその時に知った。
行きましょう、はいそうしましょうと言って簡単に行ける代物ではなかったのだ。
そしてそこからのサマステ(テレビ朝日の夏のイベントSUMMER STATION)。
このサマステでクリエ不参戦のリベンジを果たした私は衝撃的なものを目にする。
彼のダンスを直に見ているとどうしても目が行ってしまうのだ!!
視線が吸い寄せられ一旦見たが最後、もう視線を外すことができない!!
今では佐久間くん世界一可愛い!世界一カッコいい!大好き!と叫んでいる私だが、当時彼がTVに出ている時はそんなに格好いいとも可愛いとも思っていなかった。それなのに実物の佐久間大介はとんでもなく美しく妖艶で、ダンスそのものが何かを物語っているかのように非常に感情豊かで、彼もまたTVには十分収まりきっていないことが発覚した。彼の一挙手一投足が「物語」で、彼が踊る空間だけが闇夜に浮かぶ月のように浮き出て、そこは彼独自の世界だった。
私はバレエをしているのだが、彼のPort De Bras(ポール・ド・ブラ)の美しさはバレエの経験からくる賜物に間違いないと思うし、突出した表現力もバレエのマイムからきているものなんだろうか?
宮舘涼太の踊りもキレッキレだし、岩本照は言わずもがな。深澤辰也がおまるとは全然別人の格好よさで、渡辺翔太の色気もすごい。そして阿部亮平、、、、なんだこりゃ!なんて可愛い子なんだ!と。
だけど、踊ってる佐久間大介を目にしたもうその瞬間から一気に佐久間大介に急降下。
岩本照も相変わらず好きだ。
みんなのことがものすごく好きな中での
予期せぬ佐久間大介急降下事件。
多ステというものを知らなかった私が「少年たち」には7回も行ってしまった。
Jr.初心者の私にはこの回数は驚きの数字である。今までの人生、ひとつの舞台にこんなに通ったことがなかった。バレエやオペラなどに通ってもキャストが入れ替わるからその変化を楽しんでいるようなもので、キャストが同じなのにこんなに通うなんてことは今まで一度もなかった。何度通っても飽きなかった。飽きるどころかもっともっと見たいと思った。毎回が発見の連続だった。
ものすごい勢いでSnow Manにハマっている私に恐怖と圧を感じたのか、周囲の友人ほぼ全てが「折角だから一緒に行きましょう!」と声を掛けてくれたのだ。
私が初当選した少年たちはA列の角席で、手を伸ばせば触れる(触りません!)距離で、すぐそばに立って演技する宮舘亮太(「宮舘涼太」のことです。2019.12.6 追記)が動くたびに体温を感じ、深澤辰也が前を駆け抜けた時に舞い立つ風を感じ、その時の私は多分白目を剥いて口から泡を拭き、血圧は300を突破しているんじゃないかと思うくらい訳が分からなくなり今やその時の記憶は断片でしかない。
90度の壁を垂直に滑り落ちるジェットコースターに乗ったくらいの勢い(ここまでの角度だと滑る、じゃなくてただの落下だが)でSnow Manに一気にオチた私。
見事に陥落!888888!!!
でもそれだけではない。
こうしてSnow Manのことを色々調べたおかげで、それをきっかけに今年初めてKis-My-Ft2のコンサートに行き、A.B.C-Zのコンサートに行き、「アンダースタディ」「ダニーボーイズ」「三婆」等ジャニーズJr.の子たちそれぞれにが出演する様々な舞台にも足を運び、Snow Manだけじゃなく全体のレベルが自分が思っていた以上に高いことを知ることができた。
ジャニーズJr.を知る前から行っている「エリザベート」には今年もまた行き、こういう場でジャニーズJr.が活躍していることを遅ればせながらようやく知り、改めて驚嘆した。
年末には初めてジャニーズWESTのコンサートに行き、その際に関西ジャニーズJr.のショーにも行き、関西ジャニーズJr.のレベルの高さと楽しさを知った。
今年、Snow Manを知り私の世界は広がった。
ジャニーズライフがもっともっと楽しくなった。
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4月
5月
クリエがものすごい倍率だと知って衝撃を受けた。
ネット検索でSnow Manを調べ続けた。
この月から毎週少クラを見ることになった。
6月
過去に発売された、Snow Manが少しでも映っていると思しきDVDを片っ端からポチっていった。
「オトナだからいいんですよ、オトナだから。」というのが私の口癖になった。
7月
顔と名前が一致して以来初めてSnow Manがダンスしているところを生で見たサマステ。
衝撃を受けた。
震えが止まらなくなった。
こんな子たちがJr.という狭い世界にい続けていいわけがないという確信を持った。
8月
Kis-My-Ft2のコンサートに行き、PHYCHOで踊り狂う佐久間大介と岩本照に悶え殺されかけた。その奥にいる渡辺翔太だって見たい!と思ったが、残念ながら私には目が2つしかなかった。
9月
「少年たち」でSnow Manが踊りだけではない、舞台役者としても実に素晴らしいことを確信。初めてお手紙(ファンレター)なるものを書いてみた。
滝沢歌舞伎DVD発売!映像を見て、当時見えてなかったものが色々見えて愕然とする。自分が花道脇の席で深澤辰也、渡辺翔太、阿部亮平とものすごく近い位置にいたことを知り、その時に彼らのことを認識していなかった自分を激しく罵る。
バカバカバカ!(ポカスカポカスカ!!)
10月
何もない淋しさから更に買い物に拍車がかかる。
いいの、いいんだよ、オトナだから。
いやもう本当に、、、私すっごいオトナだから!!!
そして自分を落ち着かせるために一旦、本来自分がいたはずのクラシックの世界に戻ってみる。
11月
クラシックの世界に浸り、やっぱり私のいる世界はここなのかもしれない、と安らかにチャイコフスキー、ヴェルディ、ワーグナーの世界に沈む。
12月
ジャニアイで再びテンションがだだ上がる。
クラシックで一旦落ち着いたはずの心が凄まじい勢いでざわつき瞬きをできるだけ減らしてやろうという勢いでジャニアイ舞台をただただ見つめた。
毎回が感動だった。
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以上が私の2016年の年表である。
ブラボー、Snow Man!
ブラボー、Snow Manをようやく知った私!
まもなく2017年がやってくる。
この年、Snow Manがさらなる高みに到達することを願ってやまない。
ど新規ながら声を大にしてもう一度言う。
「2017年こそはSnow Manがさらなる高みに到達しますように!!」
深澤辰哉の滝沢歌舞伎千龝樂の口上
「僕はSnow Manのためならなんだってやってやります!」
この言葉はSnow Manの公式の決意表明だ。
私がSnow Manのためにできることは応援すること。
声を発すること。
夢を実現させるため、可能な限り出来るサポートすこと。
雑誌への感想や投稿ハガキは勿論、各方面への要望、何ができるか本当にわからないが、私ができることなら、私だってなんだってやってやるつもりだ。
彼の、彼らの夢が実現する日が刻々と迫っていると私は信じている。
だから応援する。
Snow Manは世の中に出て行かなくてはダメだ。
デビュー組と比較するとJr.の存在は近い。
けれど近くにいて欲しいなんてこれっぽっちも思わない。
もっと遠くに行って欲しい。
うんとうんと遠くに行って手の届かない存在になって欲しい。
そうならなきゃダメだ。
2016年、Snow Manとの出会いに感謝。
感謝で一杯だから、だから2017年も力一杯、全力で、全身全霊を込めてSnow Manを応援する。
夢を掴め。必ず掴もうね。
光り輝くSnow Man。