私が愛したあのグループはもういない、その現実と向き合う①
クラシック、特にバレエやオペラが好きだった私がジャニーズの扉を叩いたのは2009年に嵐のライブに無理やり連れて行かれたことがきっかけでした。無理やりとはいえ、そこでめくるめくジャニーズのエンタメワールドを初めて体験した私はそれからたくさんのジャニーズのグループのライブに行きました。どれもこれも本当に楽しかったけれど、その中で最も好きになったのがやはりジャニーズへの扉を開いてくれた嵐、そしてV6。多分、クラシックのグランステージばかりを見てきた私に一番合った、一番フィットするパフォーマンスをするグループがこの2グループだったんだろうなと思います。
それから数年は、嵐とV6は絶対にはずさないけれど、割と緩い、、、、いやかなり緩いオタクともいえないオタ生活を送っていました。
2016年、三宅健くん出演の滝沢歌舞伎を観た際にSnowManと出会いました。
これは他のブログに既に書いてます。
久しぶりに読んでみましたが、熱すぎてうざい笑。
実際はお友達に誘っていただいて2010年から滝沢歌舞伎、滝沢演舞場、滝沢革命を観ていたにもかかわらず、当時の私はジャニーズの舞台を全体的包括的にしか見ておらず、ジャニーズへの興味もまだまだ全然薄かったからその時SnowManのみんなを見つけることができなかった。
嵐のライブでも、関ジャニやKAT-TUNのバックにもついていたけれど、私は全然そこに目がいかなかった。
でもこれは一般的には「普通」のことなんだと思います。
私は所謂ゆるオタの部類だったから、というか、ゆるオタと言われるほどのレベルにさえも達していなくて、ただ嵐が好きなだけで、ただV6が好きなだけで、知っているジャニーズはデビューしている人たちだけで、ジャニーズJr.が沢山出演していても、とりあえずジャニーズJr.というのは私には興味がまだ届かない別の世界の人たちで、TVで観る人たちを生で観られることに先ずは喜びを感じ、そこだけに集中していたから、だから主役以外の人たち、デビューしていない人たちを観ることは本当になかったな、って今改めて思っています。
けれど久しぶりに行った滝沢歌舞伎で華麗にパフォーマンスをする集団を見て心を鷲掴みにされ、それがSnowManだと知り、少しずつ彼らのことを知るうちに「こんなすごい子たちがデビューしないで埋もれるなんて絶対にダメだ!」というその一心しかなく、今までの人生の中でこんな風にアイドルの誰かに対して何かをしてあげたいなどと思ったこともなかったのに、とにかく彼らの数字につながることであれば、彼らがもっと前に進んでいけるのであれば、私が出来ることならばなんでもしてあげたい、できることは全部やる、そんな気持ちで応援してきました。
応援するってただの自己満足に過ぎないのに、
応援したそのゴールには自分の望む未来があるのだと勝手に思っていました。
自分の望む未来は彼らが望んでいる未来と同じなんだと勝手に思っていました。
2019年1月16日までは本当に幸せでした。
2019年1月16日までは毎日が6人を思うエネルギーで満たされていました。
6人のことが好きで好きでたまらなく好きだったから応援することも楽しかった。
朝起きると昨日の楽しいを更新して、
明後日になるともっと楽しくて、
次の日もまた次の日も楽しいしかなくて、
誰かを応援すること、誰かのファンでいられることが幸せで、元気でいられて、
そんな毎日を送っていました。
2019年1月17日。
翌朝起きて何が起こったのかよくわかりませんでした。
理解できない何かが起こりました。
でも前を向かなきゃいけないことはわかりました。
前を向きました。
前を向かなきゃいけないと言い聞かせました。
前を向いているフリをしました。
前は向いてました。確かに向いていたのです。
でもどうしても苦しい。
ただそれだけです。
6人のSnowManは好きだけれど、今の9人のSnowManはどう頑張っても私が好きだったSnowManとは違っていて、大好きな自担がそこにいるから応援する、応援できるっていう人たちも沢山いると思うけれど、今まで好きになったどのグループも、個人ではなく「グループ」を好きになり、そこから自担を見つけ出してきた身としては2019年1月16日までと同じ気持ちで応援することは難しいなと思いました。
あれ以来ずっと葛藤の繰返しです。
好きになろうと思ったけれど、好きになるってそんなに簡単じゃありませんでした。
今まで私が好きで魅了されてきたパフォーマンスではないし、何を見ても今までと同じじゃない。全然違う。何より私が好きだったパフォーマンスではない。
何を見てもグループに対しては違和感しか今は感じないのです。
自担は好きだけれど今のグループのパフォーマンスは好きじゃない。
それだけです。
6人のSnowManなんて知らなければ良かった。
9人のSnowManから好きになっていれば良かった。
いや、でもやっぱり6人時代に出会えて職人魂に満ち満ちた素晴らしいステージングを生で沢山見られて良かった。
いや、でもやっぱり知らなければ良かった。
いや、でも6人時代を知ることができて良かった。
魂を揺さぶられた6人のステージング。
9人になってから知っていたら今は楽しく応援できてたのかな。
どっちなんだろう。
今のグループのパフォーマンスを好きじゃないからいつの間にかグループを見ることそのものが苦痛になってしまいました。見られなくなりました。見なくなったら自然に大好きだった6人のことも自担のことも、当たり前だけど見なくなりました。
今までは自担にTVやラジオの出演でもあればとにかくリアタイ中継して盛り上げなきゃ、そう思いつつ何より自担をはじめとする大好きな人たちを応援したくて、他の現場がその日に重なっていたら人気の現場でも躊躇なく他のお友達にチケットをお譲りしてリアタイを優先していました。
でもやっぱりどんどんしんどさは増すばかり。
そのうち自担から少し距離が出来ても、情報を逃しても、
なんとなく、、、大丈夫になりました。
本当は大丈夫なんかじゃない。
でも大丈夫だって言い聞かせるようになりました。
「降りる」という言葉は好きじゃないから今まで使ったこともなく、そもそも「降りる」ってことがなんなのかよくわかりませんでした。好きになった人は好きの度合いが薄くなっても好きでいればいいじゃない、って思っていました。でも、今まで沢山のSNSやブログで目にしてきた「降りる」というワードはきっとこういうことなんだろうなって、今ようやくわかったような気がします。
多分もうこの先しばらくは、SnowManのことを全身全霊で愛し、今までのように心から応援することはないだろうなと思います。
今は好きでいることが苦しいだけで。
2019年1月17日の朝が蘇ってきて。
2019年1月17日からずっと苦しい。
2019年1月17日以来約2年、多分今まで少し無理してきたんだろうな。
でもこれからは見ることを無理しない。
見られたら見るし、見られなければ見なくても大丈夫。
いろいろ知らなくても大丈夫。
もう追いかけなくても大丈夫。
必死にグッズを買って売り切れさせようって頑張らなくても大丈夫。
持ってるデバイス全部使って一日中動画再生しなくても大丈夫。
たくさんの人たちが見てくれてる。
グッズももう買えなければ持たなくても大丈夫。
雑誌もこれからは読みたい雑誌だけ、読みたい本だけを読んでいこう。
CDやDVDの山をいくつも作らなくて済む。
沢山買った葉書や切手は何に使おう笑。
以前では考えられなかったほどのたくさんのファンが今はいる。
これからはまた自分のために時間を使おう。
楽しく日々を過ごそう。
かつての私が日々そう過ごしていたように。
今はジャニーズそのものに対しての興味が薄れてきてしまいました。
嵐を好きになる前の
ジャニーズを何も知らなくてもそれなりに楽しかった頃の私に戻りつつあります。
だけど悲しいかな、
私は往生際が悪いからこれを書きながら少しずつ心の整理をつけています。
本当にもう追いかけなくて大丈夫?
、、、って気持ちを確かめるために、少しずつ書いていきます。
自己完結を目指すための自己満足です。
それだけ。
書いてみたらまだ少し苦しいや。
佐久間くん、照くん、だてさん、阿部ちゃん、ふっか、翔太。
やっぱり大好きだなぁ。
本当に本当に大好きだなぁ、、、、本当に。
実際は好きで好きで仕方ないんだろうな。
今でも本当に大好きだよね、うん。
でも今は「好き」の気持ちを遥かにしんどいが上回る。
だから少し休もう。
だから少し距離を作ろう。
幸せな時間をありがとね。
アイドルのことにこんなに夢中になって応援したのは初めて。
なんだか本当に楽しかった。
睡眠時間削ってあれこれしたことも今は全てすごくいい思い出。
こんなに誰かを応援するの、きっとこれが最初で最後だと思う。
だからこのまましばらくは
いい思い出、幸せな思い出を抱えて懐古に生きるね笑。
2019年1月17日からのことは当面忘れる。